こんにちは。沖縄市の母乳外来・育児相談・よもぎ蒸しのみねた助産院 峯田 昌です。
赤ちゃんの心配事で聞かれることのひとつに
「目やに」があります。
涙は、上まぶたの目じり側から分泌され、
目の表面を洗い、潤いを与えて、
目頭側の下まぶたに開いている小さな穴から
鼻涙管を通って鼻に流れてゆきます。
下まぶたの目頭をよく見ると、小さな穴が開いています。
これが排水溝となっています。
赤ちゃんの鼻涙管はとても細いのでつまりやすいです。
新生児の6~20%はこの鼻涙管の途中に膜が貼っているそうです。
生まれるまでにその膜が開くのが間に合わなかったのかな。
こういう子は、とても目やにがたまりやすいのです。
ママができるケアとしては
排水溝から鼻にかけて、両目頭の際を親指とひとさし指ではさんで、
皮膚の下にある、涙のたまる袋-涙嚢をはさむように10回ぐらいマッサージ。
疲れ目のときに大人がよくやりますね!あんな感じ。
こうすると、膜が開いて涙道が通りやすくなります。
黄色や緑の目やには、母乳点眼
母乳は、強い抗菌作用と抗炎症作用を持っています。
ママと赤ちゃんの生活する環境に存在する病原体に対して
オーダーメイドの免疫も持っています。
生理食塩水で、目やにを洗い流し、清潔な綿花などでふき取ってあげてください。
そして、おっぱいを直接目の中に1滴垂らしてあげます。
3日くらい続けたら、よくなったということを聞きます。
どんどん悪くなるなど症状あれば、
産院か眼科に相談してくださいね。