公立病院でのコンサルティング業務の1例です。
内容は、病院からの要望により検討を重ねていきました。
どちらで行なうにしても
オーダーメイドになることでしょう。
1日目:PM「赤ちゃんの視点でのかかわり」の講義。
妊娠期から分娩、産褥まで、外来でも入院棟でも共通して
母子に対する基本的なケアの考え方・気持ちの持ち方をお伝えしました。
2日目:母子との関わり方の実際(外来・入院棟)を数名のスタッフに
見ていただきました。
夕方より「母乳育児支援理論:入院中が勝負!!の理由」の講義。
3日目:母子との関わり方の実際(外来・入院棟)を引き続き見ていただくともに、
実際にスタッフにケアをしてもらいアドバイスさせていただきました。
夕方より「母乳育児支援実践編:入院中のケア・観察ポイント」の講義。
4日目:AM 母子とのかかわり、母乳育児支援で今日からできる具体的なことに
ついてお伝えしました。
合間にケアの練習、事例検討も行ないました。
3回の講義では、母乳育児支援を行なうにあたり、母子を支援したいというそれぞれの
感情を意識していただきたいと思いました。
その上で適切なエビデンスを持ったケアができるよう意識しました。
知識の提供と実際のケアを一緒に行なっていくのは、
病院の現状やスタッフの力量、思いを知るのにも
大変よい方法であったと考えます。
その後、依頼してくださった病院からメールをいただきました。
ここには載せられませんが、いろいろ大変な症例もあったようですが
スタッフたちは、根気強く頑張ってくれて、ママたちの満足度も上がっているようです。
私としても大変うれしく思います。
「スタッフ共々、 峯田さんに来ていただいて勉強になったと感謝しています。
看護部長も最後の講義を聞き、病棟からの報告を受けて、
また来ていただけたらいいですねと大変喜んでいました。
峯田さんのおかげで、病棟全体の赤ちゃんとお母さん、
母乳育児への態度が変わってきました。
トラブルやくじけそうになっているお母さん達に対して、 スタッフが
自信を持って母乳育児を勧め、 忍耐強くなだめたり励ましたり頑張っています。
勤務の都合で若い看護師も褥婦を担当していますが、
峯田さんに知識とケアのスタンダードを教えていただいたので、頑 張れているようです。」
全国で母乳育児支援の輪が拡がっていくことをうれしく思います。