沖縄県の母乳外来なら みねた助産院

みねた助産院

 

赤ちゃん、結構しゃっくりしますよね。しゃっくりの相談もよく受けます。

しゃっくりは、「横隔膜」と呼ばれる薄い膜のような筋肉が、

けいれんを起こしている状態のことです。

 

大人の場合、食べ過ぎたときや早食いをしたときに、横隔膜が急激に収縮して

声帯が閉じてしまい、空気が遮断されたときに「ヒクッ」という音を発することがあります。

新生児や赤ちゃんの場合、基本的には同じ原理でしゃっくりをしますが、

体と脳の繋がりがまだ未発達な部分もあり

大人に比べてしゃっくりを起こしやすくなっています。

 

思い出してみてください。赤ちゃんは、生まれる前おなかの中でも

「ヒクッ・ヒクッ」としゃっくりしていましたよね。

新生児~生後6ヶ月頃までの赤ちゃんはまだ横隔膜が未熟なので、

ちょっとした刺激でもしゃっくりを起こすもの。

しゃっくりがしばらく続いたとしても、

「この時期の赤ちゃんはしゃっくりが多いものだ」と考えて心配しすぎないで下さいね。

赤ちゃんのしゃっくりは、大人が考えているほど苦しさは感じていません。

放っておいても自然と止まるので無理に止めようとする必要はありませんよ。

ただ、気になってとめてあげたい場合の対処法です。

 

飲みものを飲ませる

何かを飲み込んだ刺激で治まることがあります。

母乳やミルクを飲ませてあげましょう。

母乳やミルクの後にげっぷを出す

母乳やミルクの後にしゃくりが出る場合は、

縦抱きにしてげっぷを出してあげると、しゃっくりも一緒に止まることがあります。

身体を温める

寒さで体が縮こまるときに、しゃっくりが出ることもあります。

温かいタオルなどをお腹に当てて、体を温めてあげましょう。

おむつを替える

濡れたおむつが原因で体が冷えている場合は、おむつを替えただけでしゃっくりが治まる場合もあります。

背中を軽くさすったり、優しくトントンしたりする

縦抱きをしながらゆっくりと背中をさすってあげたり

ママの手で体が温まり、安心することでしゃっくりが止まることもあります。

 

大人がしゃっくりを止めようと「驚かせる」という対処をすることがありますが、

赤ちゃんにはあまり効果はなく、びっくりしてしまうのでやらないで下さいね。

基本的には、赤ちゃんは、苦しく感じていないので

止める必要はないですよ~